また、AppleやMicrosoftのロゴを表示したりして、本物のサイトと信じこませてしまいます。また、カウントダウンをすることによって焦らせて冷静な判断能力を奪います。
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https://screenshot.net/jp/61djgtwより |
突然の警告音
「インターネットで検索をしていると、突然ピーという警告音が鳴って、パソコンのファイルが〇〇秒以内に全て消える、という文面が出て、更新ボタンが出てきました。 そして、すごい大きさで警告音が鳴ったため、焦って更新ボタンを押してしまいました。その後、実行のボタンを押せという指示があったのですが、そのボタンは押さずパソコンの電源を落としました。」実際にあった事例で、私も同様の事例に遭遇しています。ただ、普通はこの表示が出ても、ウイルスが感染していません。この後、表示されたアプリやファイルをダウンロードすると、ウイルスが取り込まれることがあります。
また、ログインを求めてきたり、クレジットカード情報を求めてくる場合も多々あります。
電源を切るべき? 実はウイルスに感染していない!?
気になるのは、表示が出た時、電源を切ったら問題はないのかです。表示されただけであれば、遠隔操作をされたり個人情報(特にクレジットカード番号や住所など)が盗まれたりしているのかというというと、その可能性はかなり低いです。
あくまで、ウイルス感染の表示は詐欺の前段階でしかありません。冷静な判断力を奪うことによって、疑いの余地を持たせないようにするのが目的です。その後、個人情報を奪ったり、ウイルス入りのアプリやファイルをダウンロードさせるのが狙いです。
ですから、今回の事例では電源を切るまでもなく、ブラウザを閉じるだけで充分です。
もし、被害に遭ってしまったら
もし、個人情報を入力してしまった場合、アプリやファイルをダウンロードしてしまった場合は、ウイルス感染や個人情報の流出を防ぐために早急な対応が必要です。コンピューターをスキャンする偽のセキュリティソフトウェアは、本物のセキュリティソフトウェア (マルウェア対策またはウイルス対策ソフトウェアとも呼ばれます) で駆除することができます。
マイクロソフトが提供している無償のソフトウェア (Microsoft Safety Scanner) を使用して、すぐに利用している PC やタブレットのスキャンを実行してください。
webでMicrosoft Safety Scanner、セキュリティソフトウェア、ウイルス対策などを検索
偽のセキュリティソフトウェアの指示で、クレジットカード番号やパスワードなど、重要な個人情報を入力したと覚えがある場合は、関連するアカウントやクレジットカードに不審な利用履歴がないか確認します。確認が取れない場合は、利用停止にするなどの安全措置を検討してください。
被害に遭わないために
被害に遭わないためには、正規のセキュリティソフトウェアをインストールし、最新の状態に更新していれば、広く出回っている偽セキュリティソフトを検知し、被害を未然に防ぐことができます。また、ソフトウェアやアプリも最新版にアップデートしておきましょう。
そして、「ウイルスに感染しました」という脅しに対しても冷静に対応しましょう。まずは、周囲の人の意見を聞いたり、インターネットで調べると良いです。
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