2019年2月28日木曜日

巧妙化する振り込め詐欺 最新の手口と対策について

最近、ネットやそれ以外でも詐欺が多発、巧妙化しております。その中でも、振り込め詐欺の被害は中々無くなりません。お金を振り込ませるだけの単純な詐欺ではありますが、うまく家族やその知人などになりすまして、騙し取ってしまいます。


相手の弱みや気持ちをうまく利用して騙してしまうのです。いくら詐欺の可能性があると心得ていても、実際に詐欺に遭うと途中で心を動かされ、詐欺ではないと信じきってしまいます。

巧妙化する振り込め詐欺

最近の振り込め詐欺は、警察を装う場合もあり、中々対策が難しいです。


警察を装う場合は、犯人役と警察役が登場します。


警察を装う詐欺


警察を装った犯人の仲間が、泳がせ捜査をするなどと言って、最終的に、被害者から金を受け取るか、犯人に渡させるかして(もちろん「捜査が終わればお金は返す」などの嘘を言って)、そのまま持ち逃げするのです。


そして、「あなたの口座が振り込め詐欺に使われている、このままだと預金が下ろせなくなる」、など言葉巧みに通帳とキャッシュカードを受け取りに来ます。    更に、手続きをスムーズに行うためになどと言って、キャッシュカードの暗証番号を聞き出します。


尚、本物の警察は振り込め詐欺の捜査のためにキャッシュカードの暗証番号を聞くことはありません。


また、本物の、警察官は実際に家に訪問して電話を待ったりしますが、詐欺の場合、受け子以外は姿を現しません。




法務省、裁判所を装う詐欺


「法務省管轄支局民事訴訟管理センター」、「法務省管轄支局国民訴訟通達センター」な「〇〇地方裁判所」などの名称で、「消費料金に関する訴訟最終通告のお知らせ」などと題したはがきや封書を送りつけ、最終的に金銭をだまし取るという被害が発生しています。この類の詐欺は、架空請求とも言われます。


電話を利用したオレオレ詐欺とは違って、直接手紙を送ってくるのが特徴的です。スマホが普及した今、わざわざ手紙で送ることによって重大性を感じさせ、かえって騙されやすくなります。


メールを使った架空請求は、インターネットの普及に伴い増加し、メールやSMSで無作為に送ってきます。たいてい、「未納料金」「訴訟最終通告」「法的手続きに移行します」などの言葉が使われているのが特徴的です。また、最近ではAmazonやAppleを装ったメールが送られてくることもあるようです。


ただ、インターネット決済は基本先払いですから、ネット通販を利用したことがある人であれば、そのようなメールは架空請求であることがすぐにわかるでしょう。


そこで、敢えて手紙を送ることによって動揺させ、お金を振り込ませてしまうのです。パソコンやスマホのメールであれば、匿名性があるのでそれほど動揺することはありません。そのため、「無視したって何かされることは無いだろう」と考えます。


しかし、家に手紙が届いたとなれば恐怖でしょう。「もしかしたら、家に押しかけてくるのではないか」とか、「何か嫌がらせをされるのではないか」などと勘繰り、払ってしまう人も多いのです。


また、知らぬ間に契約してしまったかもしれないと思ったり、いかがわしいサイトを見た覚えのある人の場合(人に相談しにくいため)も、払ってしまうことがよくあります。


架空請求の場合、送られてきた手紙に住所や電話番号が書かれていないか、書かれていたとしても架空のものです。そのため、インターネットで調べればすぐにわかります。



​​還付金詐欺  

振り込め詐欺の被害者に対して、金融機関の振り込め詐欺被害者サポートセンター等を名乗る電話をかけ、振り込め詐欺救済法に基づき被害金を返還するなどの名目でATMに誘導し振り込ませる振り込め詐欺(還付金等詐欺)です。


お金を金融庁や預金保険機構、その他の公的機関と関係のある組織のように装ったケースもありますが、これらは、金融庁や預金保険機構などとは一切関係ありません。 こうした勧誘などを受けた場合には、詐欺の可能性があるため、金融庁、預金保険機構や最寄りの警察署に相談するのが望ましいです。


振り込め詐欺に遭った被害者のお金を取り戻したいという気持ちに漬け込んだ、火事場泥棒のような非常に卑怯な詐欺といえます。


「還付金」なのに何故払ってしまうのか


また、公的機関を名乗る者から「税金の還付を受けられる」などと言われ、逆にお金を払ってしまう事例もあります。


還付金というものはこちら側がお金を還付してもらうことですが、何故逆に払ってしまうのでしょうか。それは、お金を受け取れると告げられることで思わず警戒を解き、同時に思わぬ臨時収入が得られる喜びに浸り、不審を抱くことなく相手の説明を素直に聞いて、言われるがままにATMを操作して被害に遭ってしまうのです。本当はお金を払う操作をしているのに、巧妙な言葉と高揚しているせいでほとんど疑いを持たずに騙されてしまうのです。


騙されないためには、本当にその相手が公的機関の者であるかを確認し(直接会うのが一番良い)、ほとんど手続きもせずにいきなり還付を進めるような場合、まずは疑うようにしましょう。



まとめ


最近の詐欺の手口は非常に巧妙化しております。それまで行われていた詐欺で騙されにくくなったら新しい手口の詐欺を考案し、摘発や注意喚起が増えればまた別の手口に変えるといういたちごっこです。


最近の詐欺の特徴としては、警察や裁判所、役所などの公的機関を名乗ることです。公的機関を名乗られれば、何を信用したら良いかわからなくなるかもしれません。しかし、電話番号を調べればすぐにわかりますし、名乗っている機関に直接電話をすれば確実に白黒はっきりします。


詐欺全体に言えることですが、一人で悩まず誰かに相談したり、インターネットで調べてみたりするのが大切です。最近は、インターネットで調べれば大抵のことがわかるので、早とちりせず、まずは冷静になってインターネットで調べてみましょう。


2019年2月12日火曜日

詐欺商材 悪質な情報商材に注意!

よく、初心者でもアフィリエイトやFXで〇〇〇万円稼げるという類の情報商材を見かけます。また、最近よく見るのは、「ツールが自動で不労所得を発生させる」とか「コピペするだけで不労所得」などの怪しい宣伝です。


こういったものは最終的に、高額な情報商材を購入するように促してくることが多いです。その謳い文句に乗せられて買ってしまう人も多いようですが、それで金持ちになったという話は聞いたことがありません。


変な情報商材一つで儲かるなら、誰もお金に関する難しい勉強なんてしません。ましてや初心者でも儲かるというのなら、大学の経済学部や経営学部は消滅しているでしょう。


まあ、もし不労所得を発生させることができるツールがあったとしても、独り占めするでしょう。絶対誰にも方法なんて教えないでしょう。こういった点から考えても、そういった謳い文句のものは詐欺であることに違いありません。



騙されないために

楽して儲かるという話があると、ものは試しと「もしかしたら」に期待してしまうのです。悪質商材は、お金に対する欲や、期待してしまう心に漬け込んでいるといえます。


しかし、上記のように、世の中そんなに甘くはありません。そんなうまい話はありません。情報商材を買ったからと、いきなり金持ちになれたら誰も苦労しません。騙されそうになった時、よ〜く考えて下さい。冷静になって考えてみると、詐欺であることに気付くはずです。

詐欺商材の特徴

詐欺商材の特徴としては、やたらに成果を主張することや、具体的な報酬の金額を示すことなどです。「これを見るだけでFXやアフィリエイトで月〇〇万円稼げる」とか、「お金を自動で稼ぐツール」といったものは言うまでもなく詐欺です。そして、商材の値段がやたらと高いです。


アフィリエイトやFXは、素人には簡単ではなく、見るだけで大金を稼ぐ知識を得られるような単純なものではありません。


また、具体的に「〇〇万円儲かった」というような(恐らくサクラによる)口コミが入っている場合も詐欺である可能性大です。


たいていの詐欺商材は「〜すれば必ず儲かる」とか、「100パーセントの勝率」といった、成功を保証するような謳い文句が入っているのも特徴です。

詐欺商材を買ってしまったら

もし、詐欺商材を買ってしまったらどうするか。まずは、強い態度で違法性や問題点を示して返金を要求しましょう。それで駄目なら法テラス消費生活センターに相談しましょう。


また、弁護士に相談するのも良い手段です。着手金が無料のところも多いです。
「悪質商材の返金の方法」「詐欺商材」などについて検索(お好きなワードで検索して下さい。)



まとめ

インターネット上の詐欺全体に言えますが、インターネットを使い始めたばかりの人などがターゲットになりやすいです。まだ操作に慣れていなかったり、悪質な情報商材があるということ自体知らない人を、その謳い文句で乗せてしまうのです。


ですから、悪質な情報商材があるということ、FXや株、アフィリエイトは簡単に稼げるようなものではないということを頭に入れておいて下さい。


そして、「絶対儲かる」とか、「〜さえすれざ誰でも勝てる」というような上手い話は全て詐欺です。


本気で投資やFX、株などの資産運用を行うのであれば、「financial academy お金の教養講座」などの中立的な機関で、資産運用を行う上での心構えや、基礎知識を養うべきです。



2019年2月5日火曜日

5億5555万円当選詐欺 smile、ベストフレンドとは?

最近はワンクリック詐欺架空請求ウイルス感染を装う詐欺などが多いですが、今回は割と前から定番な詐欺についてご紹介します。



5億5555万円当選!?

非常に古典的なやり方ですね。ガラケーが主流だった頃にもこういうメールはありました。スマホが発達してからも、当選メールは時々見かけます。やはり、人は「当選」とか、「〇〇万円」とかに弱いのでしょう。額はバラバラですが、14億円当選なんてものもありました。


私の友人で、10年近くに渡ってガラケーを使い続けて、少し前にスマホに変えた人がいきなりこのようなメールに見舞われたのです。

スマホへの乗り換えでパソコンからのメールの受信拒否が解除

ガラケーを使っている時から迷惑メール(電話番号宛)が酷かったので、パソコンからのメールを遮断しました。そうすると、迷惑メールはほとんど来なくなったそうです。


しかし、電話番号を変えなかったので、スマホに変えた途端に、遮断されていたパソコンからの迷惑メールが大量に届いたのです。


設定し直せば良い話ですので、パソコンからのメールの受信拒否や、迷惑メールフィルターを「強」にするなどで対応するできます。また、長期間使っていたり、迷惑メールが酷すぎる場合は、電話番号やメールアドレスの変更を行うのが一番手っ取り早いです。



突っ込みどころ満載 smile、ベストフレンドとは?

 

とにかく、突っ込みどころ満載です。「安全なお振込みの為に、全て最高レベルのSSL認証通信にて接続しておりますので、ご安心下さい。」とありますが、SSL認証はされていません。SSL化されたサイトはhttpsですが、このサイトはhttpです。平気で嘘をつきます。

また、税金処理と支払いを済ませていると書かれていますが、これも安心させるためのものに過ぎません。冷静に判断すれば明らかにおかしいとわかるでしょう。

有料の出会い系サイト

また、このサイトの下部に受信ボックス、未読メール、ポイント購入、トップページへ、と書かれているのがわかります。 



これはどういうことか。そう、このサイトは有料の出会い系サイトなのです。要するに、チャットをするためにポイントを購入させるのです。金で釣ってチャットをさせて、逆に金を取るというやり方です。


smileとか、ベストフレンドという名前はいかにもそういう感じのサイトの名前です。前に来た迷惑メールに添付されたサイトでは、「スタート」という名前でした。ポイント購入とか、受信ボックスがあるのは、怪しいと考えても良いでしょう。




まとめ

詐欺サイトが最近増えていますが、相手にしなければ問題ありません。そして、いきなりお金をくれるなんて、そんな良い話はありません。


騙されそうになってもインターネットで調べれば詐欺だとすぐにわかることが多いです。


ですから、気を付ければ詐欺サイトはそれほど怖くはありません。ただ、くれぐれも物やお金につられないように、普段から怪しいサイトには強い疑いを持ち、期待しないようにしましょう。

再び閉鎖?combay.org(旧漫画バンク)について 

今月、漫画バンクという違法な漫画サイトが閉鎖されました。 漫画バンクによって損害を被った集英社は、アメリカの裁判所に情報開示を求め、裁判所は開示命令を出していた最中でした。 そんな中、mangabank.orgにアクセスすると、combay.org(漫画ベイ)にリダイレクトされる...