という内容の迷惑メールが相次いでいます。
リンクを開くと、佐川急便そっくりのサイトが開く、いわゆるフィッシング詐欺です。
メールの内容は同じですが、ドメイン(URL)がそれぞれ違います。また、リダイレクトされ別のドメインに移動します。
dsser.club、deryw.club、ettze.xyz、mnhegss.xyz、awetc.xyz、nbstm.com、abxwm.com、mnzxe.comなど、様々です。ただ、いずれも意味のない文字列であり、適当に作られたものと見受けられます。これらのような明らかに不自然はURLにはアクセスしないのが賢明です。
ドメイン(URL)は恐らく使い捨てのようです。こうすることで、幾分かでも警戒されにくくしているようです。同じものを長く使い回せば、ブラウザ側がフィッシングサイトとして認識し、警告が表示されます。規制と新たなサイトのいたちごっこです。
実際にアクセスした際に表示される警告です。こちらは本当の警告です。この警告が表示された場合はアクセスしないようにしましょう。
実際にメールのリンクにアクセスしてみると、佐川急便そっくりのサイトに移動します。しかし、不自然なのは、お知らせの日付です。何故か2018年です。どうやら、2018年にパクったサイトのデザインを、そのまま使い続けていたのでしょう。
画像には、sagawa.apkとjppost3.apkとあり、sagawa.apkの方をインストールするように促しています。何が仕込まれているかわからないこのアプリをインストールさせることが、一番の目的のようです。
サイトの下の方には、「佐川急便を装った迷惑メールにご注意下さい」という記事があります。ご親切に注意を促してくれているじゃないか(笑) もう突っ込みどころ満載です。尚、サイト内のリンクにアクセスすると、本物のサイトに移動します。
サイトが表示された直後に、下記の画面になることがあります。広告のリンクですが、
普通は売り払われたドメインに表示されることが多い画面です。どうやら、既にドメインを手放しているようです。一瞬偽サイトが表示されるのは、サーバー側のキャッシュが残っているのが原因と考えられます。
近年のインターネットや電子機器の急激な普及に伴い、フィッシング詐欺などが多発して
おります。スマートフォンやパソコンなどの電子機器は便利ですが、迷惑メールやフィッシングサイトなどに注意し、自分でそれらを見分けなければなりません。幸い、インターネットで調べれば、様々な情報が見つかりますので、怪しいと思えば調べると良いです。